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2021年11月アーカイブ

みなさん、こんにちは。

今回は映画の話から英語の話へ移行します。

 

ロバート・デ・ニーロとショーン・ペンが主演している

『俺たちは天使じゃない』(1989)という映画があります。

刑務所の脱獄に成功した二人の男が国境を越えるために

神父の身分を偽ったことがきっかけで、本物の神父だと

間違われ教会へと送られてしまう・・・というコメディです。

とても面白いのでオススメです。


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問題は英語のタイトルです。

「俺たちは天使じゃない」という日本語から考えると

① We are not angels. かな?と思いますが

上の写真にあるように ② We are no angels. です。

それでは①と②は何が違うのでしょうか?


①②を見てすぐに気づくのは not と no の違いですね。

では、not と no は同じ否定表現なのに何が違うのか。


辞書には no は not より「強意的」と書いてありますが、

以下の例文で分かりやすく説明しましょう。


③ He is not a singer. (not は客観的否定)

 「彼は歌手だ」という事実を否定しているだけ。

 単に職業のことを言っていると解釈できる。


④ He is no singer. (no は主観的否定)

 no は後ろにくる名詞・形容詞の存在を否定する。

 「彼は歌手度ゼロだ」⇒「とても歌手とはいえない」

 ⇒ あんな下手な歌でよう歌手って言うとるなぁ。

 

以上より、この映画のタイトルを私が訳すならば

「俺たちは天使なんかじゃない」となりますね。

脱獄囚が神父に間違われたわけですから。


not と no は大違い!ということでした。では、また。

                               


質問・相談など遠慮なく (・_・)V

金沢中央予備校 藤田登久

t-fujita@urayama.ac.jp   


2021年11月30日 |

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