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校長ブログ18 条件をはずしてみよう  

いままで、ブログ名「無条件幸福論」ってどういう意味ですか、と聞かれることがあり、

まさか、見た目も音もかっこいいから・・・とも言えず、言葉に窮していました。ところが、

昨年の大晦日の新聞に、無条件幸福論の 核心を軽くかすめる 良い記事を発見。

讀賣新聞の『人生案内』、読者からの悩みに識者が答える形式です。

 

  30代半ばの会社員女性。これまでの人生を怠けてきたため、全てがうまくいきません。

 中でも一番の悩みは 恋愛ができない ことです。(中略)今更ながら自分磨きを試み

 ていますが、磨くべきところや、直そうと思い当たる部分が多すぎて、どこから手をつけれ

 ばいいのか混乱します。(中略)生活態度や性格、外見や仕事など、まず何からやってい

 けばいいでしょうか。(埼玉・A子)

 

この女性の質問に対して、作家の高橋秀さんは次のように答えています。

素晴らしい文章なので、全文を引用させていただきます。

 

  「怠けてきた」としきりに後悔されているようですが、あなたは怠けてなんていないと思い

 ます。怠けものはこうして反省しないし、わざわざ手紙を書いて相談したりしません。それに

 あなたは自分磨きをしたり、出会いのパーティーやサークルにも参加したりしている。十分

 に努力しているではありませんか。恋愛ができない、とのご相談ですが、それはあなたが

 怠けてきたからではなく、単に 「モテないから」 だと開き直ったほうがよいと思います。

 そもそも恋愛は努力するものではなく、落ちるもの。 間違えて することです。

  実際、恋愛している人たちを見ると、「なんでこんなヤツと?」「どこがいいのか?」

 とききたくなる。文字通りミステイクしている。努力してミステイクする人はいませんし、

 ミステイクは努力してできるものではありません。恋愛とは他のことに努力している時に、

 足を引っ張るかのように陥ってしまう 一種の病気 なのです。

  あなたは幸い難を逃れているのですから、好きなことや仕事にまい進してください。

 恋愛しなくても、きっと輝ける。 間違いのない人生。それを目指すと、

 何かの拍子に 恋に落ちたりするんですね、これがまた。(作家・高橋秀実) 

 

私たちの生活は様々な「条件」に満ちていますが、あまりにも特定の条件にこだわると、

この条件が満たされない限り私の幸せはない!と自分を追いつめ、本来は幸せになる

ための条件だったものが、幸せを阻害してしまうという皮肉な現象が生じてしまいます。

ブログ名の「無条件幸福論」というのは、幸福になるためにその条件をちょっとはずして

みませんか、それがなくても幸福に生きる道はあるのでは?という思いでつけたのです、

ってこれからは答えよう。われながら良い命名理由を思いつきました。

 

とは言っても、受験生諸君、今はその条件、はずせないよね~。

○○大学に受かる条件は、最低でもセンター試験で○○点取って、さらに・・・!

そう、今ははずせない、というより、はずしてはいけない のです!

ただ、全ての受験結果が出そろった時、ちょっと思い出してみてください。

体調に気をつけて、全力を発揮されることを祈っています。

 

藤田登久

 

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t-fujita@te.urayama.ac.jp

 

 

 

 

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