<合格への師弟問答>
弟子:では師匠、今回も迷える民にありがた~いお言葉をお願いします。
師匠:ふむ。前回は不安の克服方法を述べたわけじゃ。いったん「自分」から離れろと。
弟子:ついつい「自分」を求めてしまいますよね。自分探しの旅・・・とか言っちゃって。
師匠:世の中こぞって、「あなたは本当の自分に気づいていますか」と責め立てる。
弟子:そりゃ不安になりますよ。本当の自分はどこにいるのだろうって。
師匠:そのとき、誰かが近づいてきて耳元でささやく。「本当のあなたを教えてあげましょうか」。
弟子:これでイチコロですね。回復には少なくとも数年はかかります。可哀想ですが。
師匠:自分探しの息苦しさからからの解放、ヒントは
みうらじゅんの「自分なくしの旅」だ。
「自分なくし」というテーマの発生について尋ねられたとき、みうらはこう答えている。
いや、自分探しって単語がはやったから考えただけ。
それが気に入らなかったから。みんな自分を探しすぎなんだよ。
私にはこういう面があるとかそんな話、
「昨日こんな夢見てさ」と同じくらい興味がない話なんだよね。
弟子:なるほど。自分じゃなくて、もっと他人に対して敏感になれって感じですよね、
世の中的には。
師匠:「合格への秘訣」とはほど遠い内容のようだが、諸君、気づいてくれたまえ。
弟子:わかりました! 夢中になって勉強しているその瞬間、「自分」は消えているんですね。
師匠:明日のための今日ではなく、今日のための今日、今のための今!
弟子:「自己滅却」という言葉が浮かびました。何か今回は仏教テイストの話でした。
師匠:ではまた、10日後にお会いしましょう。南~無~。(次回はロック♪だぜ!)